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函館の建築家が語る木造建築の未来|屋根下で壁を遊ばせるデザイン
木造にRC造のようなデザインを求めるのは、少し無理がある。 RC造の壁は、そのままシンプルに屹立することができる。 しかし木造の場合、通気層や笠木などの部材が必要になり、どうしても“付け足し”の要素が増えてしまう。 だからこそ、木造には木造が“なりたい形”を考えてあげる...
建築設計 キタザキ アーキテクツ
9月5日


ワクワクを提案する建築家へ ― 技術と感性を両輪にした住まいづくり
ワクワクを提案する建築家でありたい 建築家として、構造計算や省エネ計算のスキルを持ち、 それを適切に使いこなすことはとても大切です。 建物の安全性や快適性を担保するために、技術的な裏付けは欠かせません。 しかし――クライアントが心から望んでいるものは、必ずしも「省エネ性能値...
建築設計 キタザキ アーキテクツ
9月3日


インフレ時代の住宅設計術|スピード感で計画を安定させる
長期間(1〜2年)にわたる設計期間を経ると、予定していた建設費に合わせることが難しくなっています。 2025年時点ではインフレの影響もあり、建設費は高騰しています。 そのため、設計にはスピード感が求められます。 具体的には、以下の項目を早めに確定させることが重要です。...
建築設計 キタザキ アーキテクツ
9月2日


完成より、その後を大切に──15年暮らして気づいた建築の心得
経年劣化を意識した設計の心得 建築は、完成した瞬間がゴールではありません。 むしろそこから始まる「時間との付き合い方」が、建築の本質を決めていきます。 だからこそ私は、設計の段階から「経年劣化」を意識することを大切にしたいですね。 たとえば外壁や屋根...
建築設計 キタザキ アーキテクツ
8月25日


暮らしの変化に強い家づくり──函館の建築家が語る引き算の有能さ
色々な要素を盛り込んだ平面計画は、設計打ち合わせの場では建て主に 喜ばれるかもしれない。 設計者にとっても、自らの工夫や能力を示し、有能さをアピールする機会になるだろう。 しかし、実際に住み始めてからは事情が変わる。 住まい手の好みや生活習慣は時とともに移り変わり、新しい趣...
建築設計 キタザキ アーキテクツ
8月22日


設計料の裏側に隠れた建築の価値-----見えない丁寧さを知る
人は、どうしても目に見える数字だけで判断してしまう。 建設価格、設計料――それだけが家づくりの価値だと思われがちだ。 しかし、その数字の裏には、目に見えない時間と手間が隠されている。 構造計算、構造計画、BIM、VR、省エネ計算。それらを統合し、単なる図面ではなく、「建てら...
建築設計 キタザキ アーキテクツ
8月20日


夢を描く前に壊す現実。リノベーションという設計の難題
今年はリノベーション相談が多く、 一戸建て住宅のリノベーションの予算をどれだけ掛けるのか 相談事例紹介します。 予算は、物件取得費用とは別途で、2,000万円前後の予算を 計画されている方々多かったのが印象的ですね。 以前は、予算500万円とかローコストでの相談だったのが、...
建築設計 キタザキ アーキテクツ
7月22日


北海道の梅雨のような湿気を1台で快適建築家自邸で実証した冷房設計
30坪の自邸は10帖用エアコン1台で冷房できるのか? ──築15年の建築家住宅「サクラハウス」での検証 建築家としての自邸「サクラハウス」を設計したのは15年前 当時のフラット35・省エネ基準に基づき、高断熱・高気密の設計を試みました。 気密測定試験を工事中に実施...
建築設計 キタザキ アーキテクツ
7月11日


建築設計に終わりはない? 建築家が悩み続ける理由
建築設計は、複雑で奥深い思考の積み重ねだ。 設計の検討項目は、実に多岐にわたります。 まず目に見える「デザイン」 空間の美しさ、プロポーション、光の取り込み方、素材の質感など、感性に訴える要素を丁寧に組み立てていきます。 しかし、それだけでは建築は成り立ちません。...
建築設計 キタザキ アーキテクツ
7月9日


【函館の建築家が考える】将来に強い家づくり──構造体と間取りを分けて考える理由
構造体から間取りを開放するという設計思想 ── ロングライフな家づくりのために 住宅の設計において「間取り」は暮らしを形づくる重要な要素です。 しかしその一方で、 構造体の制約によって間取りが縛られてしまうこと は少なくありません。 僕は、 構造体から間取りの制約を開放する...
建築設計 キタザキ アーキテクツ
7月7日


15年前の空と、10年前の設計図
15年前の窓と、10年前の隣家設計 15年前、もし隣に家が建つとわかっていたら—— 僕は、もっと大きな窓を設けていたと思うし、その位置も、ほんの少し変えていただろう。 視線をわずかにずらすだけで、見える景色は大きく変わる。...
建築設計 キタザキ アーキテクツ
7月4日


木漏れ日は沈黙の言葉で空間を満たす
木々のあいだから差し込む光 それは、何も語らず、ただそこに在ることで空間をやさしく満たす 沈黙の中にある言葉 音のない世界 影と光がまじわるそのとき、時はそっと歩みを緩める。 私たちの時間感覚は、建築や自然のふるまいによって静かに調律されるものなのかもしれません。...
建築設計 キタザキ アーキテクツ
7月2日


家の空気を決める、玄関デザインという視点
玄関ドアを開けた「一瞬」で、家が語りかけてくる 玄関ドアを開けたときの「空気感」何気ないけれど、すごく大事 ふわっと包まれるような空気 聞こえる音、 ほんのり香る木の薫り その家の空気に一歩足を踏み入れた瞬間、人は無意識に 「安心できるかどうか」を感じとっています。...
建築設計 キタザキ アーキテクツ
6月26日


建築家がつくる「時間の風景」──サクラハウス・クリハウス・ヌプハウスの朝
クリハウス ── サクラハウス・クリハウス・ヌプハウスの朝5時 初夏、早朝5時静まりかえった空間に、一本の光が差し込む それは、偶然ではなく、意図して仕掛けた光 この時期、この時間 一年のうち、ほんのわずかな季節にだけ現れる、建築家の「光のいたずら」...
建築設計 キタザキ アーキテクツ
6月25日


流行りの建築との間合い
SNSや雑誌でよく見かける「流行りの建築」 素材、色使い、間取りの傾向、建物の輪郭さえも、ある種の「トレンド」が生まれては消えていく様子を独立してから20年、日々意識して仕事してます。 でも、設計者としてこうした流行をまったく無視することはできませんよねー...
建築設計 キタザキ アーキテクツ
6月24日


スピード感で応えたい建築家|1人で完結する設計力
1. スピードは“価値”になる時代へ 建築づくりには、迷いや不安、そして「時間が掛かる」がつきものです。 **DX(デジタルトランスフォーメーション)**の進化により、建築設計のスピードは格段に上がりました。 その恩恵を最も享受できるのは、実は**「すべてを1人で完結できる...
建築設計 キタザキ アーキテクツ
6月23日


建築家の仕事は“見えない”ところに宿る|カタログ掲載までの舞台裏
見えない性能と、見える美しさのあいだで 家づくりの話をするとき、「デザインが得意な建築家なんですね」と 言われることがあります。 もちろん、それは嬉しい言葉です。 でも実は――僕が最も力を注いでいるのは、「見えない部分」かもしれません。 ■ 構造計算と省エネ計算...
建築設計 キタザキ アーキテクツ
6月17日


ZEH住宅とBAR空間、どちらも本気で振れ幅大きく
「UA値0.22、C値0.15、Q値0.97」 数字で語れる高性能住宅をつくる一方で、光に透ける布の柔らかさを活かした BARの空間も手がけています。 キタザキアーキテクツの仕事は、よく言われます── 「振れ幅が大きいですね」と ...
建築設計 キタザキ アーキテクツ
6月11日


函館の建築家が語る|省エネ・構造・意匠まで一人で担う設計とは?
「建築家はどこまで関わるべきか?」 ─設計・構造・省エネ、すべてを自ら担う理由 建築という仕事の本質は、設計図を描くだけではありませんよね? 空間を構想し、構造を検討、省エネ性能を数値の裏付け、コスト管理と把握、 現場で形にするプロセスをBIMで検討──...
建築設計 キタザキ アーキテクツ
6月4日
建築を一筆書きするように──ワンフォルム・ワンモーションの試み
一つのかたちに、一つの流れ ワンフォルム・ワンモーション(One Form, One Motion) 無駄を削ぎ落とし、本質だけで構築する住宅デザインを追求 「ワン・ワン」プロジェクト 1. 「ワンフォルム」はコスト合理化の象徴 形を シンプルかつ統一...
建築設計 キタザキ アーキテクツ
6月2日
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