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スキー80日目 コンディションが悪い日もあるさ
今シーズンのスキーは、今日で80日目 空はどんよりとした曇り空 バーンは固め 週末にはとてもコンディションの良かったコースも、今日は圧雪の幅が狭く、 雪も締まっていて少し滑りづらい。 しかもスキー場はガラガラで、人が少ない。 本来なら空いているのは良いことなのに、今日はなぜか少し寂しい雰囲気に感じてしまう そんなこともあって、今日はテンションがあまり上がらない 3本だけ滑って、帰ることに まあ、こんな日もあるさ 80日も滑っていれば、驚くほどコンディションのいい日もあれば、 今日みたいにいまひとつ気分が乗らない日もある。 スポーツは、スキーに限らずそういうものだと思う。 調子が良くて夢中になれる日もあれば、なぜか楽しく感じない日もある。 でも、それも含めて続けていくことなんだろう。 まあ、贅沢な悩みかもしれない。
建築設計 キタザキ アーキテクツ
6 日前


シーズンに一度あるかないかの時間
2月13日金曜日 この日は、僕の中で今シーズン一番“深い”スキーデイ 昼からゲレンデに立つと、雪は止む気配もなく降り続いている 時間が経つにつれて視界は白くなり、ゲレンデの表情はみるみる変わっていく。 平日の昼過ぎ 人の回転も少なく、選んだのは一つのコース その一本を、ただひたすら7回、黙々と滑り続けた。 滑るたびに増えていく雪 ふかふかと厚みを増す新雪 うねりの大きい、狭くてチャレンジしがいのある上級コースは、 決して楽ではないけれど、だからこそ集中力が研ぎ澄まされていく そして、リフト終了間際 最後の一本に飛び込んだとき、コースはすでに完全な新雪パウダー 誰のラインもほとんど残っていない斜面を、静かに、深く、ただ滑る ただただ、幸せな時間 こんな日は、シーズンに一度あるかどうか、、、 もしかしたら、二度と巡ってこない年もあるかもしれない。 それでも、こうした瞬間を経験できたのは、毎日のようにスキーに行ける環境があってこそだと、あらためて感謝する。 そして不思議なことに、満たされたはずなのに、 「今日もまた、何か新しい体験ができるんじゃないか」
建築設計 キタザキ アーキテクツ
2月16日


スキーと建築設計が、実は同じ思考回路だと思っている話
建築の話をしているはずなのに、気づくとスキーの話をしていることがある。 一見まったく別の世界に見えるけれど、長く続けていると 「ああ、同じことを考えているな」と思う瞬間が何度もある。 今日はそんな事を独り言で 1ターンの質を上げる、という考え方 最近スキーで意識しているのは、「たくさん滑ること」ではなく、 1ターンの質を上げること 力任せにターンを量産しても、ただ疲れるだけで、滑りは良くならない むしろ、 無駄な力を使わず 雪面からの反力をきちんと受け取り 自然に板が走る そんな1ターンを丁寧に積み重ねたほうが、結果的に一日が充実する。 これ、建築設計でもまったく同じだと思っている。 図面を描き込むことが、必ずしも良い設計ではない 設計でも、やろうと思えばいくらでもやれる 図面を細かく描き込む CGを作り込む 数値を極限まで詰める でも、それが 建物の質を上げているか は別の話 本当に大事なのは、 どこで力を抜くか どこに設計エネルギーを集中させるか その一手が全体にどう効くか スキーで言えば、常に全力でエッジを立て続けるのではなく、 「ここ一番
建築設計 キタザキ アーキテクツ
2月13日


性能は正しい。でも、それだけでは家は建たない
建築家が「性能」を語りすぎると、なぜ仕事が減るのか 断熱性能、気密性能、省エネ性能、構造性能! UA値、Q値、BEI、許容応力度計算による『耐震等級3』! 家づくりにおいて、これらが重要であることは間違いありません。 特に雪国や寒冷地では、性能の良し悪しが暮らしの質をそのまま左右する それなのに—— 性能の話をすればするほど、なぜか仕事につながらない そんな感覚を持ったことがある建築家は、きっと少なくないと思います。 正論なのに、なぜか届かない 「この家はUA値0.27です」 「C値は0.2なので、かなり高気密です」 「暖房負荷は一般的な住宅の半分以下になります」 どれも 事実ですし、嘘も誇張もありません それでも打ち合わせの空気が、どこか止まる もちろん! わかって頂けるお客様もいらっしゃいますが ごく少数、、、 性能がいいのは分かるんですが…… その一言のあと、会話が前に進まない。 この違和感は、性能が足りないからではありません。 むしろ逆で、 性能を語りすぎている ことが原因の場合が多いのです。 性能を語るほど、主語が「人」から離れてい
建築設計 キタザキ アーキテクツ
2月10日


マイナス17度の山頂で、遊んだもん勝ちだと思った話
もう2週間くらい、ブログを書いていなかった。 気づけば今シーズン、スキーは30日滑走。 数字にすると少し驚く。 ラインのブレードは相変わらず美しい。 エッジが雪を切る感触がダイレクトで、カービングするたびに、ああ楽しいなと思う。 道具がいいと、余計なことを考えなくていい。 1月23日 山頂はマイナス17度、体感的にはマイナス20度近かったと思う。 空気は張り詰めて、雪は軽く、バーンはキュッと締まっている。 そこに刻まれるラインブレードの刃 あの音と感触は、何度味わってもいい 仕事のことを考えない時間 いや、正確には「考えなくていい」と自分に許可を出した時間 人生、何をやることになるか本当にわからない。 だからこそ、仕事は大事だけど、遊ぶことも同じくらい大事なんだと思う。 結局、遊んだもん勝ちだな、と そんなことを、凍えた山頂でぼんやり考えていた。
建築設計 キタザキ アーキテクツ
1月23日


「見積もりが出て、ようやく設計が始まる」― 理想論で終わらせないための、戦略的な概算見積について ―
概算見積もりの依頼を出した。 いわゆる「概算」と言いながら、かなり踏み込んだ図面を描いたし、 このまま設計契約に進んでもおかしくないレベルの内容だったと思う。 ただし、それは 予算内に収めるための見積 ではない。 むしろ逆で、あえて予算のことは一度脇に置き、クライアントが「本当にやりたいこと」、そして設計者である自分が「確認しておきたいこと」を、すべて正直に入れた見積だった。 使いたいと言っていたものは、安易に削らず、あえて高いものも全部入れた。 その結果として 「高いね」 「これはやめようか」 「ここは別の方法があるかもしれない」と、 判断ができる状態 をつくることが目的だった。 とりあえずデザインは後回しにして、建築規模、建材グレード、要望を全て組み込む。 これらを優先事項とした概算用設計図面図書である。 金額が分からないまま理想論を語り合う打ち合わせは、正直に言って進展がない。 「これもいいよね」 「あれもいいよね」 「このデザイン素敵だよね」 そうやって話を重ねた最後に、 「で、いくらかかるんですか?」 と聞かれたとき、誰も答えられない。
建築設計 キタザキ アーキテクツ
1月10日


丁寧に、慎重に― 建築で一番飛ばしてはいけないプロセス
建築の仕事では、詳細な図面を描く前に、可能なら済ませたい工程がある それは建築予算の目安の「共有」と「同意」のプロセスだ。 予算、役割、進め方、、、、 わかっているつもりでも、慣れや信頼関係から「たぶん大丈夫だろう」と、 そこを曖昧にしたまま設計に進んでしまうことがある。 今回は設計の裏方として、構造計算や省エネ計算を手掛けたプロジェクトで、そのプロセスが十分に整理されないまま先に進んでしまうと、結果としてプロジェクト自体が立ち止まり、関わった人すべてにとって無駄なコストが発生してしまう、という現実を改めて実感した。 建築は、設計の技術だけで成立するものではない。 建設金額についてきちんと話し合い、納得し、同意し、その上で次の段階に進む。 時間がかかっても、この行為を省略してはいけない。 予算の方向性の共有(高くなるのか予算内に収まりそうなのか)がないまま進んだ設計は、どこかで必ず歪みが生じる。 それは設計者が注意深く進めなければいけないプロセスの問題だ。 丁寧な合意の積み重ねは、地味で目立たない。 けれど、それがあるからこそ、設計は前に進み、建
建築設計 キタザキ アーキテクツ
2025年12月24日


設計段階で残価をつくるということ──建築家が語るロングライフ建築
「残価設定型住宅ローン」──30年後も価値が残る家とは 最近、ネットなどで見る「 残価設定型住宅ローン 」 本来は車の購入で使われる概念ですが、住宅にも同じ発想を適用しようという動きが出てきています。 簡単に言えば、**20年後・30年後にどれだけ価値が残るか(=残価)**を前提にして家づくりを考えるということです。 売却時に評価される家とはどんな家なのか。また、未来に価値が残る家をつくるために、設計者が今しなければならないことは何なのか。 その本質を、建築家としての視点から整理してみます。 ■ 残価は「自然に生まれるもの」ではなく「設計するもの」 残価は、ただ長持ちすればついてくるわけではありません。 30年後に価値を保つ住宅には、次のような“意図的な設計”が必要です。 ● 気候に適応したパッシブデザイン 深い庇による日射のコントロール 北海道・函館の気候特性をふまえた断熱・気密・窓性能 風雪を避け、雨仕舞いまで計算した外観デザイン計画 ● 耐久性とメンテナンス性 風雨に強く劣化しにくい外壁 メンテナンスがしやすい納まり 長期的に交換が可能な設
建築設計 キタザキ アーキテクツ
2025年12月11日


震度5の揺れで気づいたこと──木造住宅の柔らかさと、構造計算が持つ本来の意味
昨夜の深夜、震度5の地震 かなり揺れを感じたが、同時に木造住宅の“しなり”や“柔らかい構造体としての特性”を改めて実感した。 ほんと、木造建築は柔らかいですね! 住宅設計において、今もっとも重要だと感じているのは、 デザインと構造計画を同時に成立させること 最近、困ってる設計者から構造計算のみを依頼されるケースが増えているが、 設計段階で構造計画が十分に検討されていない図面に出会うことがある。 例えば、 無理にスパンを飛ばして張り間が大きい梁 一点に荷重が集中している柱 意匠的な理由で耐力要素が不足しているプラン モジュールや間取りが構造区画と噛み合っていないケース こうした状況では、構造計算で安全性を担保しようとしても、無理な補強や過重設計になりがちで、本来の建築思想から離れてしまう。 だからこそ、 設計段階から構造計画を行い、構造計算を“最後の確認作業”にするべき だと思っている。 建築はデザインと構造が両立して初めて成立する。 そしてもう一つ重要なのは、 現場で図面通りに施工されること。 どれだけ図面が良くても、現場で省略・変更されてしまえ
建築設計 キタザキ アーキテクツ
2025年12月9日


見えない検証こそ、家の価値を決める――丁寧な設計と監理の理由
建築設計において、「どこまでチェックするか」「何をどの精度で確認するか」 この基準が、家の性能・安全性・耐久性を大きく左右します。 私は、意匠設計だけでなく、構造計算、省エネ計算、現場監理まで自分自身で行い、 項目ごとの検証作業を徹底しています。 1. プランごとの許容力度計算による耐震等級3の確保 一般的な住宅では壁量計算が主流ですが、僕はプランが変わるたびに許容力度計算を行い、構造バランスと安全性を検証しています。 これにより、間取りの変更による耐震性能の低下を防ぎ、計画段階から安定した構造設計が可能になります。 2. 北海道の性能基準に対応した省エネ設計 函館市近郊の気候条件(積雪・寒冷・日照の少なさ)を踏まえ、UA値・Q値・気密性・窓性能・熱橋対策を総合的に検討し、省エネ適合性判定レベルの図書を作成しています。 特に北海道では、断熱・気密・換気の精度が暖かさと結露リスクを左右するため、慎重な検証が欠かせません。 3. 現場が近ければ平日ほぼ毎日の監理体制 施工精度を高く保つため、現場へ足を運び、図面との整合性や材料の確認、施工手順のチェッ
建築設計 キタザキ アーキテクツ
2025年11月14日


雪と陽のあいだに生きる建築 ― 道南の冬を愉しむために
寒い冬の季節が始まります。 外は冷たい風が吹き、外出するのも少し億劫になる時期です。 スキーなどウィンタースポーツを楽しむ人にとっては待ち望んだ季節かもしれませんが、 多くの人にとって冬は「できるだけ外に出ないで過ごす季節」でもあります。 そんな冬でも、建築のあり方次第で日常は変わります。 たとえば、高い断熱性能と気密性能を備えた建物に、トリプルガラスの大きな窓を設けることで、寒さを遮りながらも冬の陽射しをたっぷりと取り込むことができます。 外は雪に覆われていても、室内は穏やかで、静かな明るさに包まれる。 そして、窓越しに広がる白い景色が、暮らしの中に「季節の美しさ」を届けてくれる。 断熱性能と省エネ性能をしっかり両立させることで、冬でも開放的に暮らすことは可能です。 「寒さを我慢する」のではなく、「冬を愉しむ」方向へと建築を導くことができると思っています。 北海道の冬は長く、日照時間も短い。 だからこそ、陽をどう取り込み、雪景色をどう暮らしに溶け込ませるかが大切です。 閉じこもる冬から、開かれた冬へ。建築がその橋渡しになれたらと思います。
建築設計 キタザキ アーキテクツ
2025年11月11日


地域に根ざす建築デザイン|函館から広がる設計の可能性
デザインのふり幅は大きく、それこそが設計の可能性を広げる力になる。 小さな空間にも無限の工夫があり、大きな建築には壮大な物語が宿る。 シンプルにもできるし、複雑にもできる。伝統を引き継ぐこともできれば、 未来を先取りすることもできる。 そのふり幅を恐れずに受け入れることで、...
建築設計 キタザキ アーキテクツ
2025年9月19日


函館の建築家が語る木造建築の未来|屋根下で壁を遊ばせるデザイン
木造にRC造のようなデザインを求めるのは、少し無理がある。 RC造の壁は、そのままシンプルに屹立することができる。 しかし木造の場合、通気層や笠木などの部材が必要になり、どうしても“付け足し”の要素が増えてしまう。 だからこそ、木造には木造が“なりたい形”を考えてあげる...
建築設計 キタザキ アーキテクツ
2025年9月5日


ワクワクを提案する建築家へ ― 技術と感性を両輪にした住まいづくり
ワクワクを提案する建築家でありたい 建築家として、構造計算や省エネ計算のスキルを持ち、 それを適切に使いこなすことはとても大切です。 建物の安全性や快適性を担保するために、技術的な裏付けは欠かせません。 しかし――クライアントが心から望んでいるものは、必ずしも「省エネ性能値...
建築設計 キタザキ アーキテクツ
2025年9月3日


インフレに負けない住宅設計|函館近郊で叶える安定した家づくり
長期間(1〜2年)にわたる設計期間を経ると、予定していた建設費に合わせることが難しくなっています。 2025年時点ではインフレの影響もあり、建設費は高騰しています。 そのため、設計にはスピード感が求められます。 具体的には、以下の項目を早めに確定させることが重要です。...
建築設計 キタザキ アーキテクツ
2025年9月2日


完成より、その後を大切に──15年暮らして気づいた建築の心得
経年劣化を意識した設計の心得 建築は、完成した瞬間がゴールではありません。 むしろそこから始まる「時間との付き合い方」が、建築の本質を決めていきます。 だからこそ私は、設計の段階から「経年劣化」を意識することを大切にしたいですね。 たとえば外壁や屋根...
建築設計 キタザキ アーキテクツ
2025年8月25日


暮らしの変化に強い家づくり──函館の建築家が語る引き算の有能さ
色々な要素を盛り込んだ平面計画は、設計打ち合わせの場では建て主に 喜ばれるかもしれない。 設計者にとっても、自らの工夫や能力を示し、有能さをアピールする機会になるだろう。 しかし、実際に住み始めてからは事情が変わる。 住まい手の好みや生活習慣は時とともに移り変わり、新しい趣...
建築設計 キタザキ アーキテクツ
2025年8月22日


設計料の裏側に隠れた建築の価値-----見えない丁寧さを知る
人は、どうしても目に見える数字だけで判断してしまう。 建設価格、設計料――それだけが家づくりの価値だと思われがちだ。 しかし、その数字の裏には、目に見えない時間と手間が隠されている。 構造計算、構造計画、BIM、VR、省エネ計算。それらを統合し、単なる図面ではなく、「建てら...
建築設計 キタザキ アーキテクツ
2025年8月20日


夢を描く前に壊す現実。リノベーションという設計の難題
今年はリノベーション相談が多く、 一戸建て住宅のリノベーションの予算をどれだけ掛けるのか 相談事例紹介します。 予算は、物件取得費用とは別途で、2,000万円前後の予算を 計画されている方々多かったのが印象的ですね。 以前は、予算500万円とかローコストでの相談だったのが、...
建築設計 キタザキ アーキテクツ
2025年7月22日


北海道の梅雨のような湿気を1台で快適建築家自邸で実証した冷房設計
30坪の自邸は10帖用エアコン1台で冷房できるのか? ──築15年の建築家住宅「サクラハウス」での検証 建築家としての自邸「サクラハウス」を設計したのは15年前 当時のフラット35・省エネ基準に基づき、高断熱・高気密の設計を試みました。 気密測定試験を工事中に実施...
建築設計 キタザキ アーキテクツ
2025年7月11日
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