建築家がつくる「時間の風景」──サクラハウス・クリハウス・ヌプハウスの朝
- 建築設計 キタザキ アーキテクツ

- 6月25日
- 読了時間: 2分

── サクラハウス・クリハウス・ヌプハウスの朝5時
初夏、早朝5時静まりかえった空間に、一本の光が差し込む
それは、偶然ではなく、意図して仕掛けた光
この時期、この時間
一年のうち、ほんのわずかな季節にだけ現れる、建築家の「光のいたずら」
設計図面には記されないその一筋は、場所の向き、開口の高さ、壁の角度、周囲の地形、
そして太陽の動きまでを織り込んで、静かに空間に落とされる。
共通してるのは『キッチンに差し込む』という事

北海道・函館近郊
この三棟に共通しているのは、「時間」と「光」をどう扱うかという、空間の“思想”そのものです。
早朝の光は、設計の最初から意識季節によって差し込む角度が変わること冬の低い太陽、
春分の明るさ、初夏の伸びる影自然の動きに呼応するように、光のラインをつくる

日常の中に、ふと現れる一筋の光
それは、生活のリズムを整えるきっかけにもなるし、
ただ眺めていたくなるような瞬間を生み出す
建築とは、形をつくるだけではない
空間の中に「時間の気配」を仕込むこともできる
朝日が差し込むその数分間、設計者だけが知る“ひそやかな達成感”
住んでる方々は、気づいてるかな?







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