函館の建築家が語る|省エネ・構造・意匠まで一人で担う設計とは?
- 建築設計 キタザキ アーキテクツ
- 3 日前
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「建築家はどこまで関わるべきか?」
─設計・構造・省エネ、すべてを自ら担う理由
建築という仕事の本質は、設計図を描くだけではありませんよね?
空間を構想し、構造を検討、省エネ性能を数値の裏付け、コスト管理と把握、
現場で形にするプロセスをBIMで検討──
それらすべてが一つの建築に融合されて初めて「建築」は完成します。
それを一人の建築家が、どこまで自分の手で担うのか?
この問いに対して、僕は「すべて」と答えます。

デザインと性能は両立できるのか?
「美しいけれど、寒い家」
「高性能だけれど、味気ない家」──
そんな建築を目指したくはありません。
意匠と性能は、しばしば両輪にはなりえず、意匠設計者と構造設計者、
そして省エネのコンサルタント、それぞれの意図が交錯する中で、本来
ひとつであるべき建築が「寄せ集め」になってしまうことも、、、
だからこそ、私たちは意匠・構造・省エネを一貫して設計することに拘りたい。
構造計算も、断熱・気密の計画も、エネルギー計算も、自らの手で!
現場にも足を運び、設計意図とズレのない「建築」をつくる。
それが、キタザキアーキテクツの仕事です。

技術は、思想に裏打ちされてこそ
私たちは、単に「性能の高い建築」をつくりたいのではありません。
■ そこに住む人が、毎日自然の光と風を感じながら過ごせること
■ 冬の寒さに悩まされず、暖房に頼りすぎずに暮らせること
■ 建築は、環境と調和していること
そのために、断熱や気密の数値を突き詰め、窓の配置や庇の出方をCG・VRで調整し、
構造と意匠を両立させます。
すべての技術は、建築思想の実現のためにあるというのが僕の考えです。
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