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断熱性能が、建築の美しさにする。北海道の住宅に「厚い壁」

付加断熱材は厚さ10㎝
付加断熱材は厚さ10㎝

北海道の住宅を設計するうえで、断熱性能と気密性能は欠かすことのできない条件


厳しい冬の寒さから暮らしを守り、室内の温度差を抑え、少ないエネルギーで快適に過ごせる住まいをつくる。


そのためには、断熱材の種類や厚み、窓の性能、気密の確保、熱橋への対策など、さまざまな要素を丁寧に検討する必要があります。


しかし、私は断熱性能を、単に数値を満たすための技術的な条件だけだとは考えていない


壁の厚みは、建築の表情をつくる要素でもあるからです。


壁が厚くなることで生まれる建築の表情


北海道の住宅では、求める断熱性能によって、壁の中に十分な断熱材を確保する必要があります。


外張り断熱を組み合わせれば、さらに外壁全体の厚みが増すこともあります。


その厚みを、単に外壁材で覆い隠すのではなく、建築のデザインに生かすことはできないでしょうか??


例えば、窓を外壁面に対して奥まった位置に設ける

壁の端部に深い陰影をつくる。重厚な外観の中に、窓の奥行きによる繊細な表情を生み出す


こうした工夫によって、断熱性能を確保するための壁が、建築そのものの魅力につながっていきます。



性能とデザインを別々に考えない


住宅の設計では、外観を整えてから断熱や構造を検討するのではなく、最初からそれらを一体として考えることが重要です。


壁の厚み、窓の位置、外壁材の選択、構造の組み立て方


それぞれが互いに影響し合いながら、最終的な建築のかたちを決めていきます。


僕はBIMによる3次元モデルも活用し、こうした要素を立体的に確認しながら設計を進めています。


完成した外観だけでは見えない壁の構成や納まりを検討できることも、その利点のひとつ


目指しているのは、性能を優先した結果、デザインを妥協する住宅ではありません。

反対に、見た目を優先して性能を犠牲にする住宅でもありません。


北海道の気候に応えるための合理性が、そのまま建築の美しさにつながること


これからの住まいでは、そんな関係をもっと大切にしていきたいですね


キタザキ アーキテクツでは、断熱・気密性能と建築のかたちを一体として考え、北海道の暮らしにふさわしい住まいを提案しています。




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