趣味の沼と家づくりの沼 ― 無限の荒野で迷わないために
- 建築設計 キタザキ アーキテクツ
- 8月21日
- 読了時間: 2分

沼と無限の荒野にどう向き合うか
ここ数年、ロードバイクやスキーに夢中
20代の頃は独立に向けて建築に没頭していましたが、その反動なのか、
ここにきて趣味全開な人生を送っています。
新しいギアや装備を知るたびに欲しくなり、気づけば「沼」に足を踏み入れているような感覚があります。
スキーなら板やゴーグル、ヘルメット。
ロードバイクならサングラス、シューズ、ウェア。
上を見ればきりがなく、情報は無限にあふれています。
まるで「無限の荒野」に放り出されたようです。
家づくりやお店づくりも同じかもしれませんね。
性能や素材、デザインを追い求めると、終わりが見えない「沼」に入り込みやすい!
では、この状況とどう折り合いをつければよいのでしょうか。

1. 核(自分軸)を持つこと
大切なのは、自分にとっての「核」を定めること
ロードバイクなら「快適に長距離を走れること」
スキーなら「雪と一体になる感覚」
建築なら例えば、「心地よい暮らしを実現すること」
この核が定まれば、装備や選択はその核を支える手段として整理されます。
無限の選択肢の中で迷わないための羅針盤になります。

2. 同伴者の存在
自分軸は自分の中にあるのですが、実は自分一人では見えにくいことがあります。
だからこそ、同伴者の存在が大切です。
スキーやロードバイクでは上級者の友人やコーチがそうであるように、家づくりやお店づくりでは建築家が「本当に大切にしていること」を映してくれる鏡のような存在になります。
同伴者は選択を押し付けるのではなく、「あなたが大事にしているのはこれですよね?」と問いかけてくれる人。
その存在によって、無限の荒野も迷子にならずに歩けるのだと思います。

結論
沼にハマることは悪いことではありません。
それは「自分の価値観を探す旅」でもあるからです。
大切なのは、核=自分軸を持ち、更新のリズムを決め、同伴者とともに歩くこと。
そうすれば、沼や無限の荒野も恐れる必要はなく、むしろ豊かな探究の場となるのではないでしょうか。
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