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趣味の沼と家づくりの沼 ― 無限の荒野で迷わないために

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沼と無限の荒野にどう向き合うか


ここ数年、ロードバイクやスキーに夢中


20代の頃は独立に向けて建築に没頭していましたが、その反動なのか、

ここにきて趣味全開な人生を送っています。


新しいギアや装備を知るたびに欲しくなり、気づけば「沼」に足を踏み入れているような感覚があります。


スキーなら板やゴーグル、ヘルメット。

ロードバイクならサングラス、シューズ、ウェア。


上を見ればきりがなく、情報は無限にあふれています。

まるで「無限の荒野」に放り出されたようです。


家づくりやお店づくりも同じかもしれませんね。


性能や素材、デザインを追い求めると、終わりが見えない「沼」に入り込みやすい!

では、この状況とどう折り合いをつければよいのでしょうか。


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1. 核(自分軸)を持つこと


大切なのは、自分にとっての「核」を定めること


ロードバイクなら「快適に長距離を走れること」

スキーなら「雪と一体になる感覚」


建築なら例えば、「心地よい暮らしを実現すること」



この核が定まれば、装備や選択はその核を支える手段として整理されます。

無限の選択肢の中で迷わないための羅針盤になります。


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2. 同伴者の存在



自分軸は自分の中にあるのですが、実は自分一人では見えにくいことがあります。

だからこそ、同伴者の存在が大切です。

スキーやロードバイクでは上級者の友人やコーチがそうであるように、家づくりやお店づくりでは建築家が「本当に大切にしていること」を映してくれる鏡のような存在になります。


同伴者は選択を押し付けるのではなく、「あなたが大事にしているのはこれですよね?」と問いかけてくれる人。


その存在によって、無限の荒野も迷子にならずに歩けるのだと思います。


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結論


沼にハマることは悪いことではありません。

それは「自分の価値観を探す旅」でもあるからです。

大切なのは、核=自分軸を持ち、更新のリズムを決め、同伴者とともに歩くこと。

そうすれば、沼や無限の荒野も恐れる必要はなく、むしろ豊かな探究の場となるのではないでしょうか。



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