設計相談が変わった!今は性能と保証が最初に聞かれる時代
- 建築設計 キタザキ アーキテクツ
- 9月29日
- 読了時間: 2分

最近、設計相談の内容が大きく変わってきたと感じます。
以前は「外観デザイン」や「間取り」といった話題から始まることが多かったのですが、
いまは違います。
最初に聞かれるのは、
構造計算をしていますか?
耐震等級は?
省エネ性能は?
気密測定は実施していますか?
UA値は?C値は?
工事後の保証は?
建築家保険に加入していますか?
といった、住まいの性能や安心に直結する質問です。
これは、函館や北海道のように冬の寒さや積雪を抱える地域では特に重要視されるポイントだと思います。

実際に私がお答えしている内容
性能に関する質問
断熱等級6:設計対応可能、実績あり
UA値:0.27~0.30 設計対応可能、『低炭素認定住宅』の実績あり
C値:0.2c㎡/㎡前後(全棟、第三者機関にて気密測定実施)
断熱仕様:
・基礎断熱:厚さ100mm スタイロフォーム
・壁:付加断熱50mm + 壁内部105mm 高性能グラスウール
・天井:吹き込み高性能グラスウール 300~500mm
・サッシ:高断熱樹脂トリプルガラス(YKK APW430)
・玄関ドア:高断熱木製ドア(ノルド)/高断熱ドア(YKK等)

耐震・気密・保証について
構造:許容応力度計算による耐震等級3(建築家自身で構造計算)
気密測定:全棟、第三者機関にて実施(C値 0.2c㎡/㎡前後達成)
アフターサービス・保証:住宅瑕疵担保保険加入の施工会社で工事
事務所としては建築家賠償責任保険(東京海上日動火災保険株式会社)に加入済み
こうした数値や対応をすべて明確にお伝えできることが、相談者の安心につながっています。

函館近郊で家づくりを考える方にとっては、冬の暖かさや夏の涼しさ、
そして耐震性能は欠かせない条件です。
性能をしっかりと担保したうえで、ようやく「どんな暮らしを描くか」「どんなデザインにするか」という本質的な設計に進める。
これからも地域に根ざした高性能住宅を提案しながら、安心と快適を両立させる住まいを設計していきたいと思います。
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