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安い建築費ではなく、適正な建築費を。屋根下地に込めた設計思想

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タイベックルーフライナー

外部からの水は防ぎつつ、内部の湿気は外へ逃がします。

屋根断熱や通気構造と組み合わせて使うのに効果を発揮します。


実際の屋根は屋根鋼板+タジマ『マスタールーフイング』の組み合わせで

防水性能と耐久性能を追求しますが、『もしも』の備えとして通気層に雨水侵入が

あっても断熱層へ悪影響が出ないよう『タイベックルーフライナー』と使用しています。


断熱性能だけでなく、耐久性能への気遣いが必要ですし建築デザインを支える大事な

工事方法として当社設計基準となっています。


見えなところにコストを掛けていますので『安い建築費』、、、になりませんね!

適正な建設費は追求しますが、耐久性と断熱性を抑えて『安い建築費』を

目指してないんです。


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屋根下のタイベックルーフ施工を終えたら、確実な屋根下通気量の確保する工事です。

屋根裏の通気を確保するため、さらに屋根タルキを固定して合板を貼ります。


屋根下地材の間を風が走り、棟から抜けていけるようしっかり通気スペース

を確保しておきます。



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棟に見える隙間が風が抜けるスペースですね。

この後、通気部材(棟用)を取付屋根板金を仕上げていきます。




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軒先から棟を見上げると、うっすら光が見えますね。

風が抜ける妨げになる部材が無いことを撮影して確認です。


耐震性能も重要ですが、通気や換気など木材を腐らせないための『耐久性』も

重要です。



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施工手間が増え、コストアップになる工程ですが登り梁を活用した勾配天井の大空間を

実現するには必要な工程ですね。


見えない箇所へのコストをかけることで、自社設計での建築単価は多少アップするのは

仕方がないかもしれませんが、しっかりした建築を提供したいものです。


日々勉強ですね。


ちなみにこの日は、建て主自ら屋根に上がって頂きげんば説明できたのですが、

屋根の上で施工説明したのは初めてかも、、、、


デザインだけではなく、技術への興味を抱いて頂ける建て主との今後の出会いに

期待ですね!


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