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第3回道南地域、函館・北斗市・七飯町で建て替えるなら|40坪の家を20坪にする「ミニ木箱」という選択


40坪の家を、20坪にするという選択


もうひとつ、「ミニ木箱」を考えた理由があって、建て替えの可能性


函館や北斗市、七飯町を歩いていると、30年、40年前に建てられた住宅をよく見かける。

40坪前後の大きな家

当時は、それが普通だったのだと思うし必要な大きさだったはず、、、

家族がいて、子どもがいて、客間があって、物置があって

大きな家であることが、ある意味では豊かさだったけど、30年、40年経つと家族の暮らしは変わりますよね


子どもは独立する

夫婦二人になる

使わない部屋が増える

一方で、住宅そのものは古くなる

断熱性能

気密性能

窓の性能

耐震性能

設備更新



いろいろなところが、今の住宅と比べれば厳しくなっているので、リノベーションという方法もあるし、思い入れのある家なら、僕もそれは大切な選択だと思う。



古い家の記憶を残しながら、性能を上げ、空間をつくり直す。

それは建築家として、とても面白い仕事だ。

でも、すべての家がそうとは限らない。



耐震性能を本気で上げようとすれば、構造だけではなく基礎や地盤のことも考えなければならない。


断熱性能を上げようとすれば、壁や床、天井、窓を大きく触ることになる。

気密性能をきちんと確保しようと思えば、気密工事をどうつくるかという問題も出てくる。



だったら、一度立ち止まって考えてみてもいいかも、、、


40坪を直すのではなく、20坪で新築する

それもひとつの選択肢だと思う


しかも20坪なら、冷暖房する空間も小さくなる

メンテナンスする面積も少なくなる

掃除する場所も少ない


夫婦二人なら、それで十分かもしれない

車が好きなら、1階にカーポートをつくる

自転車が好きなら、収納場所をつくる

スキーが好きなら、道具をしまえる場所をつくる

庭が好きなら、家を小さくして庭を残す


家そのものを大きくするのではなく、暮らし全体の中で20坪を考える

そして、新しくつくるなら、性能は今の基準で考えよう!


断熱性能等級6

許容応力度計算による耐震等級3

高い気密性能

トリプルガラスの窓


南側では冬の日射を取り込み、西側では夏の日射を抑える

ただ暖かいだけでは面白くない

ただ地震に強いだけでも面白くない

性能を骨格にして、その上に建築のデザインがある


光が入る

視線が抜ける

素材が変化する


小さな空間の中に、居場所がいくつもある

性能とデザインを別々に考えない

それが「ミニ木箱」でやってみたいことだ

大きな家を否定しているわけではない

大きな家が必要な人には、大きな家が必要だ


ただ、

「本当に30坪必要ですか?」

「本当に40坪必要ですか?」

と、一度考えてみる


その答えが、「20坪で十分」だったら、、、


その20坪を、徹底的に豊かにすればいい。

「小さい家だから仕方ない」ではなく、

「20坪だから、こんな家ができた」

と言える住宅



それが、僕の考える「ミニ木箱」です。



函館・北斗市・七飯町を中心とした道南で、これから家を建てる人

大きな家ではなく、自分たちの暮らしに必要な大きさを考えている人

建て替えるなら、今度は小さくても性能の高い家にしたいと思っている人

そんな人たちに、一つの選択肢として届けばいいと思っています


20坪で済んじゃう

でも、暮らしは済まない


むしろ、そこから豊かになる。


そんな「ミニ木箱」を、これからもう少し具体的に考えてみようと思う。





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