top of page

物語:時間がかかる理由

建築家との家づくりってメンド―だと思いますよね、、、

たぶん、僕と創る家づくりの場合クライアントは、

こんな風に思ってるのかな?

ストーリー仕立てにしてみた。




VRを使った打ち合わせ風景
VRを使った打ち合わせ風景

「思ったより、時間かかるね。」


VRで仕上がりイメージを見終えたあと、彼がぽつりとつぶやいた。

たしかにその通りだった。建築家との家づくりは、想像していた以上に打ち合わせが多くて、決めることも多い。


間取り、素材、設備、日当たり、風通し…ひとつずつ丁寧に話し合いながら進めていく。


正直、タイパはよくない。

週末は、ほぼ家のことに使ってるし頭も使う。

でも、その分だけ深く暮らしと向き合えている感じがある。


最初は「デザイン重視」で建築家にお願いしたんだけど、進めていくうちに気づいた。

本当に大事なのは、見た目だけじゃなかった。



ree

「この間取りのままだと、地震のときにちょっと弱いんです」

「断熱性能を上げると、冬の暖房代が違ってきますよ」


そうやって、建築家は見えない部分まできちんと考えてくれる。

構造計算も、省エネ設計も、デザインと一緒に両立してくれる。


普通に考えたら別々の専門家がやるようなことを、全部まとめて相談できるのは、

すごく心強かった。



ree

CGとVRで空間を確認できたのも大きかった。

平面図じゃピンとこないことも、VRで「歩いて」みると一瞬でわかる。


ここはちょっと狭いな、とか、光の入り方が気持ちいいな、とか。

納得しながら決められるから、後悔が少ない。



ree

時間はかかる。


でも、完成したときに「これが私たちの家だ」と心から思える気がする。

そう思える家をつくるには、このプロセスが必要なんだなって、最近は感じてる。

コメント


bottom of page