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構造から逆算するデザイン検討──手戻りを減らす基本設計の進め方

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デザインと性能を両立するために──今年の設計プロセスの見直し


建築設計では、デザインと性能、コストのバランスをいかに取るかが常に課題になります。


「こんなデザインにしたい」と思って描いたプランも、後から構造的に無理があることがわかって変更するとか、、、


そうした“手戻り”が生じると、クライアントとの信頼関係にも影響しますし、建設費の見積もりもズレていきます。


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そこで5年前から、設計プロセスの進め方を見直しました。


基本構想や建物規模、デザインの方向性、パッシブデザインの考え方が固まった段階で、本格的に基本設計図面を描く前にまず構造計算を実施


許容応力度計算により、耐震等級3が達成可能であることをこの段階で確認します。


このプロセスにより、構造的に成立する前提で設計を進められるため、あとから「それは構造的に無理です」ということが起こらない。


仮にデザインが変更になっても、構造が検討済みなので修正もスムーズで、設計者の業務軽減につながるし、顧客の信頼感もアップすると考えています。


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「デザインと性能の融合」


「早めの建設費把握のためのスピード感」


とくにスピード感については、個人事務所の良さを生かしたいと考えてます



実は一見遠回りに見えるようで、全体では最短ルートだと感じています。

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