構造から逆算するデザイン検討──手戻りを減らす基本設計の進め方
- 建築設計 キタザキ アーキテクツ 
- 6月27日
- 読了時間: 2分

デザインと性能を両立するために──今年の設計プロセスの見直し
建築設計では、デザインと性能、コストのバランスをいかに取るかが常に課題になります。
「こんなデザインにしたい」と思って描いたプランも、後から構造的に無理があることがわかって変更するとか、、、
そうした“手戻り”が生じると、クライアントとの信頼関係にも影響しますし、建設費の見積もりもズレていきます。

そこで5年前から、設計プロセスの進め方を見直しました。
基本構想や建物規模、デザインの方向性、パッシブデザインの考え方が固まった段階で、本格的に基本設計図面を描く前にまず構造計算を実施
許容応力度計算により、耐震等級3が達成可能であることをこの段階で確認します。
このプロセスにより、構造的に成立する前提で設計を進められるため、あとから「それは構造的に無理です」ということが起こらない。
仮にデザインが変更になっても、構造が検討済みなので修正もスムーズで、設計者の業務軽減につながるし、顧客の信頼感もアップすると考えています。

「デザインと性能の融合」
「早めの建設費把握のためのスピード感」
とくにスピード感については、個人事務所の良さを生かしたいと考えてます
実は一見遠回りに見えるようで、全体では最短ルートだと感じています。







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