“来年にしよう”が生むリスク。函館の建築家が20年で感じたこと
- 建築設計 キタザキ アーキテクツ

- 5 日前
- 読了時間: 3分

独立して20年
まだ20年!
偉そうなことを語れるほどの年月ではないかもしれないよね、、、
それでも、この20年の中で、建築を取り巻く大きな変化をいくつも経験してきた。
独立当初、建築デザインを中心に工務店にさまざまな提案を行い、住宅、店舗、医療施設など、多くのジャンルの設計に携わってきた。
そして今は、「意匠設計」「構造計算」「省エネ計算」この三つを一人の建築家として融合させることに力を注いでいる。

ただ美しいだけではなく、安全性、快適性、持続性を含めた建築
その先に、新しい建築の景色があると信じている。
けれど最近は、家を建てることも、店舗を改装することも、
非常に難しい時代になってきましたよね。
建設費の高騰
金利上昇
先行きの見えない経済
工事の遅延
「今、建てるべきか」「来年まで待つべきか」
そう悩む人が本当に増えたし、迷ってる間に建築費は上昇して、さらに悩みを深めるクライアントを間近で見ている。
でも振り返ると、20年前のリーマンショックの時もそうだった。
景気が悪化し、多くの人が住宅や店舗計画に慎重になった。
そして2020年からのコロナ禍、、、
「あの時はまだ待った方がいいのでは」と考えた人も多かったと思う。

しかし結果的には、早く動いた人の方が、建設費の高騰を回避できた現実もある。
1年待ったことで、工事費が10%、20%上がる可能性がある
そんな状況を実際に何度も見てきた。
もちろん、“今”動くことにもリスクはある。
だけど、「来年に先延ばしするリスク」も同時に存在している。
それは、これからの時代、さらに大きくなるのかもしれない。

だから僕はこう考える
建て時とは、景気だけで決まるものではなく、「建てたい」と思ったその瞬間なのではないか?
土地が決まっているなら、、、
開業する場所が決まっているなら、、、
まずは動いてみる
デザインを始める概算見積もりを取るいつでも着工できる準備を整える

何かを始めるのに、“遅い”ということは案外ない。
僕自身、小学生以来35年ぶりにスキーを再開した。
ロードバイクも、マウンテンバイクから乗り換えて、新しい楽しさを知った。
始めるタイミングなんて、本当は誰にも分からない。
だからこそ、「やろう」と思った時が、その人にとっての始め時なのだと思う。
建築も同じ
家づくりも
店舗づくりも
リノベーションも
迷い続けることで失う時間や機会もある。

20年の経験しかない建築家だけれど、リーマンショックやコロナ禍を経験してきた中で、今感じることはシンプルだ。
やるなら今動くなら早く
未来は誰にも読めない
だからこそ、自分が「今だ」と思えた瞬間を大切に




コメント