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抹茶色と道南杉が描く、函館山麓の休日。〜ある夫婦が交わす、ととのいの会話〜

※この記事は、建築家が手がけた「理想の過ごし方」をイメージしていただくための架空の物語(ストーリー)です。



「ねえ、見て。この抹茶色の壁、珍しいチョイスね」


函館山の麓に佇む、一軒の建築家設計ヴィラ


宿泊先のその場所へ到着したとき、妻が最初に目を止めたのは、独特な色彩でした。


「本当だね。地元の道南杉をあえてこの色で仕上げるなんて、心憎い演出だよ。敷地を彩る植栽とも相まって、まるで以前からここにあったみたいだ」



荷物を置いて二人が向かったのは、この宿自慢のサウナ

扉を開けると、杉の香りがふわりと鼻をくすぐります。


「うわあ……見て、この景色!サウナの中から函館の街が全部見えるよ」


「……言葉が出ないな。火照った体に、窓の外に広がるパノラマが贅沢すぎる。夜になったら、あの街の灯が宝石みたいに見えるんだろうね」


「水風呂のあとの外気浴は、あの雑木林からの風を感じながらかな。明日の朝は、市内を一望しながらゆっくりコーヒーを淹れましょうよ」


「そうだね。建築家のこだわりが詰まったこの場所なら、ただそこにいるだけで、新しい物語が始まりそうだ」


 
 
 

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