大海を知った井の中の蛙として、生きていく
- 建築設計 キタザキ アーキテクツ

- 4月30日
- 読了時間: 1分
大海を知って、それでも井の中にいるという選択

自邸の窓辺で桜のつぼみが膨らみつつある風景を眺める。
仕事柄自分発信を心掛けてつつSNSを眺めると、どうしても人と比べてしまいますよね。
こう思うことにしてる。
人と比べて落ち込むくらいなら、あえて小さな世界にとどまる選択もあっていいと思う。
大海を知ったからといって、誰もがその海で泳ぎ続けなければならないわけじゃない。
自分の居場所、自分の仕事、自分のリズム。
それを大切にできる人は強い。
誰の目にも留まらないような静かな井戸の中でも、誇りを持って仕事をし続ける人は、
ちゃんと世界と繋がっている。
そして、自分の仕事に誇りを持ちつつ、その価値を信じて、
ほんの少しだけ外に向けて発信する勇気。
その気力を、静かに鍛えていくことも、今の時代には必要なのかもしれない。
たくさんの「いいね」やバズリがなくても、誰かひとりに届けばそれで十分。
だから今日も、井の中から、小さな声で。
「これが僕の仕事」と、静かに言ってみる。






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