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クラウドで共有する3D設計|家づくりを“見える化”する新しい方法



クラウドに「未来の暮らし」があるという体験



「これが、私たちの家なんですね」


あるクライアントがそう言って、スマホの画面をじっと見つめていました。


画面の中には、まだ建っていない自分たちの住まいの3Dモデルが映っています。

窓から差し込む光、リビングの広がり、外観のたたずまい——そのどれもが、まるで現実のように感じられる瞬間です。


キタザキアーキテクツでは、設計中の建物を3Dモデル化し、クラウド上にアップロードして、クライアントとリアルタイムで共有しています。


スマートフォン、タブレット、パソコン

どんなデバイスからでもアクセスできるこのモデルを通じて、クライアントは自分の家の「今」と「これから」を、好きな時間に、好きな場所で確認することができます。





図面だけでは見えない「暮らしの質感」


3Dモデルは、ただ形や大きさを見るためのツールではありません。


時間帯を変えて、朝の光がどこから差し込むかを確認したり、季節を切り替えて、冬の低い陽射しがどこまで届くのかを体感したり、、、


春には桜の影が落ち、

夏は深い庇が日差しを遮り、秋には優しい夕暮れがリビングを包む。

冬にはぬくもりを届ける朝日が室内を照らす。

そんな四季の移ろいまでを再現することで、クライアントは「家の中でどう暮らすか」を自然と想像できるようになります。


「キッチンからリビングが見渡せるのがいいですね」

「この窓から見える夕焼け、きっと毎日楽しみになります」

そうした言葉が打ち合わせの中に生まれるたびに、住まいのイメージがどんどん膨らんでいくのを感じます。




体感しながら、共につくる家づくりへ


家づくりの過程は、時に専門的でわかりづらく、不安も多いものです。

だからこそ、「見る」「感じる」ことができるツールがあると、それだけで安心感と楽しさが生まれます。


設計図を読み解くのではなく、自分の目で空間を確かめながら進める。

私たちはそんな家づくりの在り方を大切にしています。


スマホの中にある「未来の暮らし」を眺めながら、クライアントが少しずつ自分たちの暮らしに想いを重ねていく。


その過程こそが、住まいを「図面」ではなく「物語」に変えていくのだと思っています。




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