“いい家”とは何か?建築家が考える、住み続けたくなる空間の条件
- 建築設計 キタザキ アーキテクツ

- 1 日前
- 読了時間: 2分

「いい家って、どんな家ですか?」
よく聞かれる質問だけれど、これは意外と答えが難しい。
広い家でも、高性能な家でも、デザインが整っている家でもない。
それだけでは、長く住み続けたいとは思えないからだ。
では、何が必要なのか。

ひとつは、「時間とともに変化を感じられること」だと思う。
朝と夜で表情が変わる
季節によって光や風が変わる
住む人の使い方によって、空間の意味が変わる
そういった“変化”があることで、人はその空間に飽きなくなる。

もうひとつは、「自分の居場所があること」
リビングの一角でもいいし、
窓際でもいい
ふと一人になれる場所、落ち着ける場所があるかどうか。
それが、日々の安心感につながっていく。

そして最後に、「少しの余白があること」
すべてが整いすぎている空間は、最初は良くても、だんだん息苦しくなる。
少し未完成な部分や、使い方を委ねる余地があることで、暮らしは自然と豊かになっていく。
建築は、完成した瞬間がゴールではない。
そこから人が住み、時間を重ねることで、少しずつ完成していくものだと思う。
だからこそ、最初から完璧を目指しすぎない。
住む人とともに育っていく余白を持つこと。
それが、結果として「住み続けたくなる家」につながっていく。




コメント