【北海道北斗市】大野川沿いに3棟並んだ建築家の自邸「サクラハウス」16年目の誕生日と経年美化の魅力
- 建築設計 キタザキ アーキテクツ

- 8月6日
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2010年8月6日
気温36度という猛暑の中、汗だくになりながら引っ越し業者さんと一緒に荷物を運び入れたあの日から、今日でちょうど16年が経ちました。
振り返ってみると、「長かった」とも「あっという間だった」とも違います。
ただ愚直に、淡々と1年1年を積み重ねてきた、という感覚が一番しっくりきます。

この16年の間に、思いがけない素晴らしい出来事もありました。
大野川の河川沿いに自分の設計した建築が3棟並ぶロケーションが生まれたのは、建築家として奇跡的であり、心から幸運なことだと感じています。

我が家では今も予約制でオープンハウスを続けていますが、新築当時にお越しいただいたお客様も、先週来てくださったお客様も、変わらず深い感動や気づきを持ち帰ってくださいます。
新築のような眩しい綺麗さや、最新の設備があるわけではありません。
それでもなぜ、時間が経つほどに人の心を動かすのでしょうか?「

そこには「16年という月日」だからこそ纏える、建築の力があるのだと思います。
経年変化がもたらす「経年美化」
時間が経つにつれて素材が味わいを増し、周囲の風景や大野川のロケーションに深く馴染んでいくこと
暮らしと音が染み込む空間
私と妻のライフスタイルの変化を受け止め、妻が奏でるグランドピアノの音色が空間全体に染み込んでいくような、住まいとしての成熟
16年の実績が証明する「住み心地のリアル」
設計当時の仕様(例えばトリプルガラスの木製サッシなど)が、年月を経てどう機能し続けているか。
現代の基準と比べても、エアコン1台で夏の涼しさを確保でき、冬もセントラルヒーティングで効率よく暖かく過ごせるという「16年分の温熱性能のリアルな実績」

新築の美しさは完成した瞬間がピークになりがちですが、丁寧に作られた家は、住み手とともに育ち、年数を重ねるごとに深みを増していきます。
16年経った今だからこそ、新築当時以上にお伝えできるリアルな価値や魅力を、オープンハウスに訪れるクライアントへ自信を持って共有できること
それこそが、我が家であり自邸設計の最大の強みだと感じています。

17年、18年、そして20年、30年へ
これからもこの家とともに時を重ね、積み上がっていく物語を、多くの方に伝えていきたいと思います。
サクラハウス、16歳の誕生日おめでとう!!




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