『脱力系週末ブログ』歳をとったのか、力が抜けただけなのか

新型ベンツに乗って、どんどんテンションが下がっていく
車検のために13年乗っているGLKを預けてきて、代車として借りてきたのは最新型のGLC 220 d
せっかくなので、どんな感じなのか興味は少しある、、、
最新のベンツだし
「13年も経ったGLKから乗り換えたら、さすがに違うんだろうな」
そんなことを思いながら乗り込んだみたけど、「あれ?」だった
もちろん、いい車ですよ!
静かだし、ディーゼルのトルクもあるし、緻密で精密な機械が駆動している感覚はさすがです。

内装も大きな画面が2つあって今時の先進性(使い勝手イマイチだけど)
でも、荒れた路面では意外とゴツゴツするし、わだちに入れば、車体がゆらっと揺れる。
その揺れも、スッと消えるというより、少し残るだよなー
まあ、SUVだから仕方ないかー重心も高いけどSUVだしね
そう思いながら走っていたら、なんだか不思議なことに気がついた。
乗っているうちに、どんどんテンションが下がっていく、、、
最新のベンツに乗っているのに「これ、いいなあ!」ではなく、
「あーはいはい」な、印象しか湧かないのよねー
しかも価格を調べてみたら、GLC 220 dは1,000万円前後、、、
そこでさらに、「これで1,000万か、、、はー うーん」
だめだ!
まったく車に感情移入できない!
もし今、買えるだけのお金があったとしても、たぶん僕はこれを買わない。
そこは、なんとなくはっきりした。
じゃあ、昔はどうだったんだろう?

今のGLKを買ったのは13年前
当時は36才
今よりもう少し、ノリノリだったと思うし訳わかんない勢いがあったかも
ベンツに乗ることそのものにも、ちょっとした意味があった「いい車に乗っている」という満足感や達成感もあっただろう。
あの頃はスキーもロードバイクもやっていなかったし、スポーツには興味もなかったから、車に求めるものも今とは違ったのだと思う。
ところが今は、朝からロードバイクに乗るし、冬は毎日スキーに行く
自分の身体を使って、少しずつ上手くなっていく。
ロードバイクだって、以前より速く走れるようになったし、スキーも身体の使い方を考えながら滑る感覚がやみつきになる
「自分の身体って、まだこんなことができるんだな」と思うことがある。
最近は、そっちの方がずっと面白いから車は移動出来たらそれで良い

ロードスターなら40キロでも楽しい
そう考えると、ロードスターRFが分かりやすい別に速く走らなくてもいいので40キロくらいで走っているだけでも、なんだか楽しい。
アクセルを踏んだときの感じとか、ステアリングを切ったときの感じとか、路面の感じとか。
車と自分の身体が近い
だから、ただ走っているだけでちょっとワクワクするGLCは、もっとちゃんとしている。
でも、ちゃんとしていることと、ワクワクすることは違うんだな
「高い車を買えない自分」なのか?
一瞬、こんなことも考えた。もしかしたら僕は、「もう1,000万円の車を買えるような身分じゃない」と思っているんじゃないか?
仕事のこともある
経済的なこともある
昔のようにはいかない
だから、GLCに乗っても「欲しい」と思えないんじゃないか
そういう諦めが、どこかにあるのかもまあ、それもゼロではないと思う。
人間だからねでも、たぶんそれだけじゃない。
今感じているのは、
「買えるとしても、たぶん買わないな」
という感覚
単純に好みが変わったんだろうな

脱力系になったのかもしれない
30代の頃は、もう少し力が入っていた。
いい車いいものいい暮らし
そういうものを手に入れることにも、それなりにワクワクしていた。
でも今は、「これ、俺は本当に好きなのかな?」という方が気になる。
高いからいい有名だからいい最新だからいい
そういうことより、自分が気持ちいいか? それだけになってきた。
そう考えると、最近の僕は少し脱力してきたのかもしれない。
でも、悪い意味ではなくて、力がなくなったというより、余計なところに力を入れなくなった。
そんな感じだね
スキーでも、力みすぎると上手く滑れないし、ロードバイクだって上半身リラックスで集中するほうが速い
人生も、案外そうなのかもしれない。

13年前の自分と、今の自分
好きな車が変わってもいい価値観が変わってもいいベンツが嫌いになったわけでもない
GLCが悪い車になったわけでもない
ただ、今の自分が面白いと思う方向が変わった。
それだけ
さて、車は値段でワクワクするものじゃないらしい
自分が乗って、「ちょっと遠回りして帰ろうかな」と思えるかどうかだ




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