20代で家を建てるのはアリか?建築家が考える「早く持つ」という選択
- 建築設計 キタザキ アーキテクツ

- 4月7日
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建設費の高騰、住宅ローン金利の上昇、、、
これから家を建てる人にとって、状況は決して楽観的できないですね
だからこそ、ひとつの考え方として「20代のうちに一戸建てを持つ」という選択は、現実的な戦略になり得るかも
もちろん、20代は多くの場合独身であり、将来の家族構成やライフスタイルは不確定
結婚するかもしれないし、しないかもしれない
子供ができるかもしれないし、趣味に生きるかもしれない。
30代、40代になれば、興味の幅も広がり、それに伴って「必要な空間」も変化していく。
だからこそ重要なのは、変化に対応できる“余白のある住宅”を最初からつくることだと思う。

例えば、30坪前後、4,000万円(税込)程度
太陽光パネルは、もはや必須条件
エネルギー価格の変動に左右されず、自家消費や将来的な電力活用(EVなど)にも対応
蓄電池まで備えれば理想だが、まずは「電気をつくる仕組み」を持つことが重要だ。

そして空間構成
新築時点で細かく間仕切るのではなく、構造計算(許容応力度計算)によって耐震等級3を確保した“ワンルーム的構造”とする。
その上で、将来の変化に応じて間仕切り壁を「後から足す」
家族が増えれば区切る。
独身なら広く使う。
趣味に振り切ることもできる。
つまり、完成させすぎないことが、長く住める家になる。

極端に言えば、
1階:LDK
2階:ワンルーム+水回り
これくらいのシンプルな構成でもいい。
そこから人生に合わせて、住まいを“育てていく”

そもそも住宅を新築するという行為は、人生の中でも大きなリスクを伴う。
ではそのリスクを40代で取るのか、20代で取るのか。
これは投資にも似ている。
早く始めた方が、選択肢と時間が増える。
仮に合わなければ売却することもできるし、性能の高い住宅であれば資産価値も評価されやすい。

ただし、20代はまだ自分の価値観や好みが定まりきっていない時期でもある。
だからこそ、
奇抜さではなく、普遍性。過剰な個性ではなく、質の高い“普通”
これを設計の軸に据えるべきだと思う。
20代で家を建てる。
それはリスクでもあり、同時に、人生の自由度を広げる選択でもある。
もし自分が20代で建てるなら、こういう家をつくると思う。




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