階段を巡る
- 建築設計 キタザキ アーキテクツ
- 2022年8月20日
- 読了時間: 1分
いよいよ階段が出来ました。
あとは、手摺設置のみです。
『ゼッケイハウス』の階段は、木造と鉄骨階段の組み合わせで
高さ調整を検討するための時間を要し、引き渡し直前の完成となりました。
蹴上は、いつも通りの高さ172MM前後です。
この高さが普段使いするのに適した高さだと考え、10年間この高さを守り
続けています。
今回は、1階の天井高さが3.2Mと通常より高いので、2階までの段数は20段
と多くなりました。
そこで、階段を上るたびに周囲の雑木林風景を堪能しながら上がり、
2階へ到達すると函館市内一望する風景が目に飛び込んでくるよう
『おもてなし』された階段構成です。
20段上がる階段のため、途中に広さ1.5坪の踊り場を設けます。
階段を上がる途中で外の風景を眺める椅子を置くなど、一休み。
振り返るとリビングを見下ろす遊び心を持たせました。
1階から2階への道程を楽しむ事で、日常動線を彩り豊かな場所へと昇華できましたね。
Comments