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開放感と特別感、二つの光をつくるということ

大きな窓から、空や庭とつながるように光を取り込む

室内は一気に明るくなり、季節や天気、時間の移ろいがそのまま暮らしの背景になる。


開放感があり、外と内の境界が溶けるような心地よさが生まれる。


一方で、小さな窓から差し込む光には、また別の価値がある。朝の低い光が壁をなぞり、夕方の斜光が床に細い帯を描く。


光は限定されるからこそ、陰影が際立ち、空間に静かな緊張感や奥行きを与えてくれる。


その光は「明るさ」ではなく、「記憶」として残る光だ。


どちらか一方を選ぶ必要はない。

大きな窓が空間の骨格をつくり、小さな窓がその空間に物語を与える。


住宅設計において大切なのは、どれだけ光を入れるかではなく、どこに、どんな光を落としたいのかを考えること。


開放的な光も、特別な光も、

どちらも暮らしを豊かにする。


その両方を丁寧に扱うことが、住まいを「ただ明るい箱」ではなく、


心に残る空間へと変えていく。


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