美しい建築を求めて モルタルで仕上げる壁
- 建築設計 キタザキ アーキテクツ

- 2019年1月11日
- 読了時間: 1分
美しい建築を求めて、、
街並に彩りや景観を考慮して外壁材を採用するのですが、
可能な限り、『ホンモノ』の素材を使います。
地場材の『道南スギ』、板金職人の製作する『鋼板外壁』
アルミの素材感を生かしたアルミサイディングなど、
街並に映え、建主の自慢にもなる外観を目指して外装材
を決めます。

今回は、職人技が光るモルタル外壁紹介です。
モルタルの凸凹を大きく表現したかったので、現場で話し合いながら
仕上がりを調整し、光を受けた時の陰影や赤茶の色を際立たせる
塗り方を、毎日職人と現場で話し合いながら『美しい外観』を
目指した家です。
季節ごとに高度が違う太陽の日差しを、壁は陰影を伴い受け止め
深みのある、厚みのあるモルタルならではの重厚感を表現し、
建築家と職人の一つの回答として、街に建ち上げた壁は、風雨/雪
などの季節の影響を日々受け止めながら、住人を静かに守っています。

使い古された鉄のスコップは、立てかけた壁との相性が良いですね!
『農夫の住宅』と表現したくなる雰囲気が漂います。

春の木漏れ日を受け止める壁の表情は、冬の終わりを喜んでいるよう。






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