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【連載:建築家が答える家づくりQ&A #12】



建築家との家づくりのメリットとデメリットとは?


建築家と家をつくるって、実際どうなんだろう?

自由度は高そうだけど、手間がかかるイメージも…

今回は、建築家との家づくりを検討されている方へ、メリット・デメリットを包み隠さずお伝えします。



■ 建築家との家づくり「5つのメリット」


① 暮らしにフィットしたオーダーメイドの設計

土地の特徴、ライフスタイル、ご家族の価値観に合わせて「その人のためだけの空間」を提案できます。

間取りや窓の配置、素材の選び方まで、全てに理由がある設計です。



② 性能とデザインのバランスを追求できる


「かっこいいけど寒い家」「暖かいけど無難な家」ではなく、断熱・気密・耐震・採光・通風など、見えない部分の性能も含めて、建築家が総合的に調整します。



③ 予算に応じた柔軟な対応


「決められたプランを選ぶ」のではなく、「限られた予算の中で最善の解」を一緒に模索できます。

コストのかけどころ・抑えどころを整理し、納得感のある住まいに仕上げられます。



④ 現場まで責任を持って関わる


設計だけで終わらず、工事中の「工事監理」まで行います。

図面通りに施工されているか、品質に問題がないか、建築家の目でしっかりチェックします。


⑤ 想像を超える提案がある


自分たちだけでは思いつかないような「空間の工夫」や「暮らし方の提案」が得られるのも魅力。

家が完成してから「建築家に頼んでよかった」と感じる瞬間が必ずあるはずです。



■ デメリット・注意点も知っておこう


① 時間がかかる


ヒアリング、基本設計、実施設計、確認申請、工事監理……完成までには1年以上かかることも。

スピード重視の方には不向きなこともあります。



② コミュニケーションが不可欠


設計は“対話の積み重ね”です。

「任せっぱなし」よりも「自分たちも参加する」姿勢があると、より良い家になります。

積極的な建主さんウェルカム!


③ 設計料が別途かかる


設計・監理料は工務店との直接契約とは異なり、別途必要です。

ただしその分、第三者としてコストのチェックも可能になるため、トータルでは安心と満足度が大きいという声も多くいただきます。



■ 建築家との家づくりは「共同作業」


建築家と家をつくるということは、自分たちの暮らしを一緒に考えてくれる“パートナー”を得るということ。


キタザキアーキテクツでは、設計者自身が最初のヒアリングから現場監理まで一貫して関わり、住まい手の価値観に寄り添った「その人らしい家」を形にしていきます。

まさに一品制作ですね!


■ 12回の連載を終えて


ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

Q&A形式で家づくりの疑問を解きほぐしてきましたが、一つでも「知ってよかった」「相談してみたい」と思っていただけたなら嬉しく思います。


これから家づくりを考える方、どこかに引っかかっている方、一歩踏み出したいと思ったら、どうぞお気軽にご相談ください。




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