【連載:建築家が答える家づくりQ&A #04】
- 建築設計 キタザキ アーキテクツ
- 4 日前
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土地が決まっていなくても、大歓迎です。
「まだ土地が決まっていないんですが、相談してもいいですか?」
これは、最初のご相談でとても多くいただく質問です。
答えは、もちろんOK
むしろ、土地探しの前にご相談いただけると、より良い住まいづくりにつながります。
■ 建築家の答え:「土地ありき」ではなく「暮らしありき」で考える
土地がないと話が進まないと思われがちですが、私たち建築家は「土地に合わせた家」を考えるだけではなく、「暮らしに合った土地」を一緒に探すこともできます。
たとえば――
将来の暮らしを考えると、どんな場所がいいのか?
日当たりや風通し、雪の溜まり方、雪の落ち方・堆雪場所確保など環境条件は?
建築コストが膨らみにくい土地の形や条件は?
こうした視点を設計者としての目線で一緒に整理することで、土地選びに「軸」が生まれます。
■ 土地購入後では“遅い”こともある
土地を先に購入し、その後で「建てたい家が入らない」「希望する性能が出せない」などの問題が出るケースも少なくありません。
せっかくの土地でも、形状や法規制、隣地との関係などで思うように設計できないことがあるのです。
だからこそ、土地を決める前に建築家に相談することで、「この土地なら、こういう家が建てられますよ」「この条件だと暖房計画に工夫が必要です」というように、判断材料を一緒に整理できます。
■ 「土地探しからの家づくり」をサポートします
キタザキアーキテクツでは、地元・北海道内の土地環境に精通しています。
雪や風、日照、凍上など、函館・道南や北海道ならではの条件を踏まえて、
・その土地でどのような断熱性能を目指すか
・周囲の景観に合わせる必要があるのか
・どんな配置で快適なパッシブデザインができるかなど、初期段階から具体的に検討することが可能です。
■ 最後に|土地がないからこそ、早めの相談を
「土地が決まったら相談しよう」と思っていた方ほど、「もっと早く相談すればよかった」とおっしゃいます。
まだ何も決まっていなくて大丈夫です。
「こんな暮らしをしたい」「この地域で建てたい」そんなイメージを、まずは聞かせてください。
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