昨年2月、初めて敷地に立った時、『ほんとに建つかなー?』と考えながら
敷地を実測して、敷地周辺環境を分析していたことを覚えています。
敷地は広いのですが間口が狭く、眺望を最大限活用した建築を作るために
『どこに建てるか?』が重要ですが、建てる場所によってはインフラ整備
に費用が掛かりそうな印象でした。
ちなみに3社によるコンペ形式でしたね。
昨年7月、本格的に設計作業が開始しましたが、『どこに建てるか?』を決めるまでに
様々なプラン(10案くらい)制作して打ち合わせを重ねましたね。
昨年10月、建てる場所が決定。
建てる場所が確定した理由は、『最大限眺望を生かせる』『インフラ整備の費用が抑えられそう』『シンプルな2階建てが建てられ、コスト低減を狙えそう』などでしたね。
今年8月完成、引き渡しを終えました。
『雑木林に包まれたシンプルな三角屋根で板壁の家』
建物正面からは、函館市内一望できる建築に見えないところが肝ですね。
建築家なら外観デザインを頑張ってしまうところですが、『素敵な眺望』『素敵な雑木林』
『素敵な敷地高低差を生かしたアプローチ』ここまで『素敵』が揃うなら外観デザインは
奇をてらわずシンプルでなければ敷地に失礼。
『品よく控えめなヴィラ』が夏の終わりと共に完成しました。
詳しくはこちら『ゼッケイハウス』
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