工務店の倉庫に眠っていた材料が、空間の主役になった。|函館の建築家がリノベーション「デッドストックカフェ」
- 建築設計 キタザキ アーキテクツ

- 8月5日
- 読了時間: 2分

新しい建材を選ぶことだけが、魅力的な空間づくりではないよね!
この「デッドストックカフェ」では、工務店の倉庫に長年保管されていた無垢の曳き板(ひきいた)と、パインフローリング材を積極的に活用

無垢の曳き板は、存在感のあるパーテーションとして再構成木目や色のばらつき、長い年月を経た素材ならではの表情が、既製品にはない温もりと奥行きを空間へ与えています。
一方、本来は床材として使われるパインフローリングは、天井へと発想を転換しました。
単に天井を木で仕上げるのではなく、材料を空間の流れと同じ方向へランダムに吊るすことで、視線が自然と奥へ導かれる「動的なスピード感」を演出
一本一本の高さやリズムに変化を与えながらも、流れる方向を統一することで、空間全体に連続性と躍動感が生まれました。
設計とは、新しいものを足すことだけではありません。
そこにある素材の可能性を見つけ、その素材だからこそ生み出せる表情を引き出すことも建築家の大切な役割です。

デッドストックだから価値が低いのではなく、使い方次第で唯一無二の魅力へと変わる。
北海道で、この「デッドストックカフェ」は倉庫に眠っていた材料へ新たな役割を与え、空間そのものに新しい価値を生み出したリノベーション
建築は、素材を選ぶ仕事ではなく、素材の可能性を再発見することも僕の仕事




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