函館の夜に静かに佇むバー — 実現したデザインだけが街の風景になる
- 建築設計 キタザキ アーキテクツ

- 6月2日
- 読了時間: 2分

函館市内で提案したバーのデザイン
雑多な看板や光があふれる街並みの中で、必要以上に主張することなく、それでいて確かな存在感を放つ外観を目指しました。
周囲の喧騒とは一線を画し、毅然とした佇まいで街角に立つ。その姿は派手さではなく、「本物が持つ静けさ」を表現しています。

店内は黒を基調とした落ち着きのある空間構成
空間の骨格となるように配置したグリーンのライン間接照明が、バーとしての個性と奥行きを生み出しています。
光と影のコントラストを丁寧に計画し、訪れた人が自然と気持ちを切り替えられるような空間を目指しました。

飲食店の内装デザインに携わっていると、実は「何となく立ち消えになる計画」が少なくありません。
予算やタイミング、事業計画の変化など理由はさまざまですが、魅力的なアイデアほど実現に至らないこともあります。

だからこそ、実際に形となり、オーナーの想いとともに営業を続けている店舗には特別な価値があります。
そして興味深いことに、実現した店舗の多くは長く愛され、地域に根付き、しっかりと営業を続けています。
デザインは完成した瞬間がゴールではありません。
街の中で使われ続け、人が集まり、時間を重ねることで初めて本当の価値が生まれます。
函館の夜の風景の中で、静かに存在感を放つ一軒のバー
そんな場所をこれからも提案していきたいと思います。




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