リサイクル住宅を考える
- 建築設計 キタザキ アーキテクツ
- 2018年12月28日
- 読了時間: 2分

今年はリノベーション相談が多く、
一戸建て住宅のリノベーションの予算をどれだけ掛けるのか
相談事例紹介します。
予算は、物件取得費用とは別途で、2,000万円前後の予算を
計画されている方々多かったのが印象的ですね。
以前は、予算500万円とかローコストでの相談だったのが、
リノベーションの流行なのか、費用面でも新築に匹敵するように
なりました。
予算をこれだけ掛けるのであれば、やはりリノベーション希望内容
も充実して来ます。
断熱性能を上げて、耐震性を確保、設備機器だって最新式に更新
デザイン性も良くしたい、、、
予算が多いと、当たり前ですが希望も膨らみます。
もちろん、全て希望に沿った内容で進めたいのですが、
やはりリノベーション、、、、
手作業による慎重な解体作業や、解体後に分かる不具合。
外壁や屋根の傷みなどの修繕など、予算を修繕などに割かれ
肝心の『家の快適性』に割く費用が削られて行きます。
設計/見積もり途中から、『全て解体して新築した方が
費用対効果は高いのでは?』と思わざるを得ません。
ローコストの物件リノベーションだと、割り切った
ラフなデザイン方針を考える事が出来るのですが、
予算が多くなると、どうしても『新築並み』の充実した
工事を求められます。
リノベーションは難しいですねー
来年は、中古物件をリノベーションするのではなく、
中古物件を解体した時に使用可能な材料を新築住宅に
組み合わせた、リサイクル住宅を手掛けてみたいですね。
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