デザインと構造
- 建築設計 キタザキ アーキテクツ
- 2023年1月3日
- 読了時間: 1分
デザイナーである自分が、構造計算ソフトを駆使して構造体から
デザインを考えるのは、耐震性を高めた建築を作りたい願望と
構造体から発想されるデザインアイデアがあるはずだと考えるからですね。

写真は、外壁外周部に構造耐力に必要な『耐力壁』を配置して、室内間仕切りは
自由に発想可能な空間を実現させた工事中の『ヌプハウス』
室内間仕切りは、設計打ち合わせ時に幾度となく変更される壁でもありますので
室内間仕切りを『耐力壁』にしてしまうと、間取り変更に柔軟に対応できません。
それに、20年後間仕切りが不要になったときに『耐力壁』だと撤去不可能ですし。
そこで、構造計算ソフト活用して外壁外周部に『耐力壁』を配置して計算を行い
どうしても必要な場合は室内にも『耐力壁』を配置しています。
実務的で地味な作業かもしれない構造検討ですが、デザイン発想で構造検討を
行うと新たなデザインアイデアが生まれるチャンスは広がりますね。
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