ストーリ仕立ての設計構想
- 建築設計 キタザキ アーキテクツ
- 2019年1月30日
- 読了時間: 1分
設計するとき、家でおこる様々な事象を1日のストーリー仕立てで、
勝手に構想する事により空間イメージを膨らませ、デザインアイデア
を決めるようにしています。
例えば朝。
どんな光で目を覚ますのか?
朝起きてキッチンまでの経路で
素敵な朝日が差し込む場所をどこかに作ろうか、、、などなど
目覚めの瞬間から朝食までをストーリ仕立てに考えてみる事で
自然体で気負い無く空間デザインイメージが湧き、
『あなただけの特別な家』を作れる気がします。

寝室にはハイサイドライトから初夏の朝日が差し込み、
その眩しさで目が覚める、、、、

起きて最初に目が行くのが、西側にある坪庭
坪庭の塀越しに朝日に照らされた新緑の木々が見える。


キッチンへ朝食の準備のため階段を上がると、大窓から朝日が
差し込み、キッチン横『黄色い壁』に反射し、空間全体を黄色
に染め上げる。

そんな朝日が、朝食の準備と共にキッチンの床を明るく照らし
始めて、朝の風景を素敵に仕上げる。
こんなストーリーを構想して間取りや窓の位置、寝室の方角や
周囲の自然環境の取り込み方など複雑に絡んだ事象を朝起きる
素敵な事象へと設計とデザイン力で組み上げます。
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