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「伝わるかな?ここに流れる空気感」──函館ヴィラをモノトーンで切り取る理由


――建築家が映像に込めた、静けさと思想


函館市内を一望できるサウナ付きのヴィラを設計しました。

この建築を、モノトーンの映像として表現し、YouTubeに公開しています。



色を消すことで、見えてくるものがある


建築は、光と陰影によって表情を変えます。

色があれば美しさが伝わる、というのは一面の真理ですが、それだけではありません。


あえてモノトーンで映すことで、

・構造と構成の純度

・素材の陰影と空気の濃度

・光の強さとやわらかさが、


より浮かび上がってくると考えました。


この建築に流れる時間、風、温度、呼吸のようなものを、言葉ではなく「考(こう)」で感じてもらいたかった。


それが、モノトーン映像という選択でした。


函館山の麓に建つサウナ付きヴィラ


このヴィラは、函館の街を見下ろす高台にあります。

夜景、海、季節のうつろいを、室内や外気浴スペースから静かに眺めることができます。


サウナは、単なる設備ではなく「建築の一部」としてデザインしています。


断熱性能、動線、光の取り入れ方、、、


すべては「外に出る」「整う」「深呼吸する」その一連の流れの中に組み込まれています。


内側からも外側からも、函館の空と風が感じられるように体験の記憶が、

建築とともに残るように

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