「伝わるかな?ここに流れる空気感」──函館ヴィラをモノトーンで切り取る理由
- 建築設計 キタザキ アーキテクツ

- 7月1日
- 読了時間: 1分
――建築家が映像に込めた、静けさと思想
函館市内を一望できるサウナ付きのヴィラを設計しました。
この建築を、モノトーンの映像として表現し、YouTubeに公開しています。
色を消すことで、見えてくるものがある
建築は、光と陰影によって表情を変えます。
色があれば美しさが伝わる、というのは一面の真理ですが、それだけではありません。
あえてモノトーンで映すことで、
・構造と構成の純度
・素材の陰影と空気の濃度
・光の強さとやわらかさが、
より浮かび上がってくると考えました。
この建築に流れる時間、風、温度、呼吸のようなものを、言葉ではなく「考(こう)」で感じてもらいたかった。
それが、モノトーン映像という選択でした。
函館山の麓に建つサウナ付きヴィラ
このヴィラは、函館の街を見下ろす高台にあります。
夜景、海、季節のうつろいを、室内や外気浴スペースから静かに眺めることができます。
サウナは、単なる設備ではなく「建築の一部」としてデザインしています。
断熱性能、動線、光の取り入れ方、、、
すべては「外に出る」「整う」「深呼吸する」その一連の流れの中に組み込まれています。
内側からも外側からも、函館の空と風が感じられるように体験の記憶が、
建築とともに残るように






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